AV新法初の刑事告発 クーリングオフ妨害の制作会社を消費者庁が告発
消費者庁は18日、AV出演被害防止・救済法施行後初の刑事告発として、クーリングオフを妨害した制作会社を警察に告発したと発表した。被害者が契約解除を申し出たところ違約金を請求され、強引に撮影を続行させられたとされる。
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消費者庁は18日、AV出演被害防止・救済法施行後初の刑事告発として、クーリングオフを妨害した制作会社を警察に告発したと発表した。被害者が契約解除を申し出たところ違約金を請求され、強引に撮影を続行させられたとされる。
警察庁が2022年の性風俗関連犯罪の動向をまとめた統計を公表した。AV新法施行による業界変化、違法スカウト摘発の増加、デジタルプラットフォームを使った斡旋の急増が主なトレンドとして浮かび上がった。
SNSで「高収入バイト」を謳って若者を勧誘する「闇バイト」が性犯罪に連鎖するケースが急増している。特に10代女性が標的にされ、性的動画の撮影・性的サービスの提供を強制されるケースが増加している。警察は取締りを強化しているが、手口の巧妙化に対応が追いつかない。
警察当局は12日、技能実習生制度を悪用してベトナム人女性を性風俗業に従事させていた組織のメンバー7人を逮捕した。被害者の女性は在留資格「技能実習」での入国後、旅券を取り上げられ脅されて働かされていたとされる。
インターネット上で売春を斡旋するサイトを運営していた被告に対し、東京地裁は有罪判決を言い渡した。裁判長は「デジタル技術を使っても売春の周旋行為であることに変わりない」と述べ、オンラインプラットフォームを使った性的サービス斡旋への厳しい判断を示した。
警察当局は18日、東京・名古屋・大阪の3都市で同時に違法スカウトグループへの捜索を実施し、幹部ら計12人を職業安定法違反の疑いで逮捕した。グループは全国規模でネットワークを持ち、スカウトした女性を各地の性風俗店に紹介していた。
6月23日に施行されたAV出演被害防止・救済法の運用が始まり、1か月で複数の業者への行政指導が行われた。一方で業界内には「削除請求が乱発されている」「過去の作品への適用範囲が不明確」など混乱の声もある。
「パパ活」と呼ばれる金銭の授受を伴う交際を名目にした売春行為の摘発が急増している。特にSNSで斡旋業者が介在するケースへの刑事対応が進み、複数の業者に有罪判決が言い渡された。
2022年5月27日、参議院本会議でAV出演被害防止・救済法が可決・成立した。出演契約のクーリングオフ(4か月)や公表後の削除請求権などが法定化され、被害者の権利が初めて明文化された。同年6月23日に施行される。
与野党の超党派議員連盟はAV出演被害防止・救済法案を国会に共同提出した。クーリングオフ制度の導入や動画削除権の付与などを柱とする内容で、夏の参院選前の成立を目指す。業界団体は条文の一部に異議を唱えているが、立法の流れは止まらない見通しだ。