風俗ニュース

無許可デリヘル経営で男逮捕 大阪・ミナミで長期営業か――警察が一斉摘発

大阪府警は10日、無届けで店舗型でない風俗特殊営業を営んでいたとして、大阪市中央区の男(47)を風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風俗営業法)違反の疑いで逮捕した。男は少なくとも3年間にわたり無許可でデリヘルを経営していたとみられ、府警はさらに関係者の立件を視野に捜査を続けている。

無許可デリヘル経営で男逮捕 大阪・ミナミで長期営業か――警察が一斉摘発

逮捕の詳細

大阪府警保安課と南署は2020年2月10日、大阪市中央区でデリヘルを無許可経営していた田中修容疑者(47)を風俗営業法違反(届出なしの無店舗型性風俗特殊営業)の疑いで逮捕した。

捜査によると、田中容疑者は少なくとも2017年ごろから、南区内のマンションを事務所として運営。会員制ウェブサイトと電話受付でキャストを斡旋し、顧客宅や宿泊施設にキャストを派遣していた。

売上の規模

府警の調べでは、サイトに登録していた女性は延べ30人以上。繁忙期には1日10件以上の依頼をこなし、月商は300万円以上に達していた時期もあったという。田中容疑者は利益の一部を暗号資産で管理しており、証拠隠滅を図っていた形跡もある。

風俗営業法の規定と違反の実態

デリヘルなどの「無店舗型性風俗特殊営業」を営む場合、公安委員会への届出が義務づけられている(風俗営業法31条の2)。届出なしの営業は同法違反となり、懲役2年以下または100万円以下の罰金が科される。

大阪府警によると、府内でのデリヘル関係の摘発件数は2019年が前年比15%増の見通しで、悪質な無許可業者の排除が急務となっている。

ミナミ周辺の性風俗営業の現状

ミナミ(難波・心斎橋周辺)は、全国でも有数の歓楽街であり、合法・非合法を問わずさまざまな性風俗サービスが集中する地域だ。近年はインターネット集客で地域外から顧客を呼び込むケースも増えており、摘発のハードルが下がってきている。

今後の対応

田中容疑者は「届出が必要とは知らなかった」と容疑を一部否認しているが、府警は長期にわたる営業実態と売上規模から「故意」の認定に問題はないとみている。キャストとして稼働していた女性らへの事情聴取も進めており、グループとしての組織的な関与についても調査する。


本記事は公開情報および捜査関係者への取材をもとに構成しています。