体験日記 池袋 その他 チョコメロ(ChocoMelo)

「ポッキリ価格」は誠実さか、指名料への導線か——池袋チョコメロの前金制を検証する

池袋北口の地下2階にある素人制服セクキャバ「チョコメロ」。この店が最も強く押し出しているのは女の子ではなく“会計”だ。完全前金制のポッキリ価格、12時・18時・21時で三段に割れる料金表、飲み放題込み、そして「フリー40分は2名交代」という回転設計。その透明性が客のためのものか、店の設計思想なのかを分解した。

「ポッキリ価格」は誠実さか、指名料への導線か——池袋チョコメロの前金制を検証する
谷口
谷口(管理人)セクキャバという業態で客が本当に怖がっているのは、女の子の質でも店の広さでもない。「出るときにいくら請求されるか分からない」——ただそれだけだ。この一点を潰した店は、それだけで他店より一段上に立てる。チョコメロは料金ページの冒頭に「完全前金制のポッキリ価格」と書いている。今回はサービスの話を後回しにして、まずその会計設計から見ていく。

「ポッキリ価格」を、まず言葉として疑う

風俗の世界で「ポッキリ」「明朗会計」ほど手垢のついた言葉はない。本当に明朗な店ほどわざわざ言わないし、逆に言わなければならない店は、その業態が疑われていることを自覚しているとも読める。セクキャバ・おっパブはまさに後者だ。飲み物が絡み、時間が絡み、指名が絡む。加算要素が三つ以上ある業態は、必ず会計が濁る。

今回向かったのは池袋セクキャバ・おっパブ チョコメロ(ChocoMelo)。コンセプトはJK風の制服コスプレで、店は自らを「池袋素人制服キャバクラ」と呼んでいる。制服とアイドル路線を前面に出した店は池袋に何軒もあるが、この店の料金ページを開いて最初に目に入るのは女の子ではなく、時間帯で三段に割れた表だった。そこが引っかかった。看板は制服なのに、力を入れて説明しているのは会計のほうなのだ。

だとすれば検証すべきは「制服が可愛いか」ではない。前金制とポッキリ価格が、本当に客の不安を消す方向に働いているのか。それとも、透明であることを見せながら、別の場所に導線を引いているのか。今回の軸はそこに置く。

西池袋1-29-3、地下2階という座標——「10秒」と「30秒」のあいだ

所在地は東京都豊島区西池袋1-29-3、ロイヤル西池袋のB2。池袋駅の北口側、風俗店とチェーンの居酒屋と外国語の看板が層になって並ぶ一帯だ。この界隈は東口のサンシャイン方面とは歩く速度が違う。目的地の決まっている男の足取りと、まだ決めていない男の足取りが同じ歩道で混ざる。

面白いのは、店が自分の距離を二通りに書いていることだ。サイトのタイトルには「池袋駅北口から徒歩10秒」とあり、アクセスページには「各線『池袋駅』より徒歩30秒」とある。20秒の差をどう見るか。俺はこれを不誠実だとは思わない。むしろ、どちらも「分」ではなく「秒」で書いている時点で、この店が売りたいものが分かる。迷わせない、探させない、悩む時間を与えない。セクキャバの客は目的地を決めてから歩き出す人間ばかりではないので、通りすがりに引っかかる位置にいることが商品価値そのものになる。

そしてB2、地下2階。地上に面していない店は入口の心理的ハードルが上がるぶん、入ってしまえば外から見られない。この業態を昼の12時から開けている店にとって、地下という深さは弱点ではなく設計だ。

谷口
谷口(管理人)「徒歩10秒」と書く店は、客が地図アプリを開く前に着かせたい店だ。地下2階という深さと、駅からの秒単位の近さ。この二つが揃うと「思い立ってから座るまで」が極端に短くなる。昼12時開店という時間設定も含めて、この店は衝動の賞味期限が切れる前に客を座らせる設計になっている。

時間帯で三段に割れる料金表が語っていること

料金は税込・完全前金制で、時間帯によって三段階に分かれている。

  • 12時〜18時:40分6,000円/60分9,000円
  • 18時〜21時:40分7,000円/60分10,000円
  • 21時〜ラスト:40分8,000円/60分11,000円

(いずれもMコースは+2,000円)。オールタイムで本指名3,000円、場内指名2,000円、同伴80分20,000円、延長は20分5,000円・40分10,000円。営業は12:00〜LAST、年中無休。

この表で注目すべきは、昼と深夜で40分コースが2,000円しか変わらないという点だ。時間帯料金を設ける店は多いが、夜を極端に高くして昼を撒き餌にするパターンが一般的で、その場合は倍近い差がつくこともある。ここは6,000円→8,000円、率にして33%増に収まっている。つまりこの店は「昼を安売りして客を集める」のではなく、一日を通して同じ価格帯の店として立っている。年中無休で12時から開けていることと合わせると、生活動線として使わせる方向の値付けだ。

60分で見ると9,000円→11,000円。40分と60分の差額は全時間帯で3,000円固定になっている。20分あたり3,000円、1分150円。この直線性も、料金表を作った人間が「客に暗算させる」ことを想定している証拠だと思う。

「フリー40分で2名交代」は親切か、指名料への導線か

システムの説明で最も情報量が多いのはここだった。フリーで入った場合、40分コースなら時間内に女の子が2名、60分コースなら3名が交代で接客する。そして気に入った子がいれば、場内指名2,000円を追加すればその子を指名できる——という流れだ。

これは、よくできている。フリー客にとって最大の賭けは「合わない子と40分を過ごすリスク」だが、交代制ならそのリスクは実質半分になる。一方で店側から見れば、40分で2名、60分で3名を当てるというのは、指名料2,000円が発生する確率を最大化する装置でもある。1名としか会わなければ「まあいいか」で終わるところを、2名3名と比較させれば「この子のほうがいい」という判断が必ず生まれる。生まれた瞬間に2,000円が動く。

だから俺は、これを親切か導線かの二択で語らない。両方成立しているから設計として優秀なのだ。客はリスクを減らせるし、店は指名料を得られる。どちらかが一方的に損をする仕組みは長続きしないが、これは続く。実際この店のサイトはコピーライトが2019年で、その形のまま池袋北口で営業を続けている。

延長についても「延長時の指名料の加算はございません」と明記されている。延長20分5,000円は、コース単価(20分3,000円)より高い。ここは正直に高い。ただし指名料が再加算されない以上、気に入った子と長く過ごす選択の総額はきちんと計算できる。時間が来たら事前に報告し、延長しない場合は時間いっぱいまで接客してホール出口まで見送る——この一文がシステムページに書いてあること自体が、この店の性格をよく表している。

谷口
谷口(管理人)「時間いっぱいになりましたら事前にご報告します」と書ける店は強い。逆に言えば、この業態でトラブルになるのは決まって“終わり方”だからだ。黙って時計を進める店、延長を既成事実にする店、会計時に初めて総額を告げる店——全部この一文の反対側にいる。前金制はその全部を構造的に不可能にする。

飲み放題を込みにした店が、どこで利益を取るか

コース料金には客の飲み放題が含まれている。メニューはビール、焼酎、ウイスキー、ソフトドリンク。そして女の子に飲ませる場合は一杯1,000円〜と明示されている。

ここが会計設計のもうひとつの要だ。客の酒を無料にすると、店は客の飲酒量から利益を取れなくなる。代わりに残るのは、時間・指名・女の子へのドリンクの三つ。このうち女の子ドリンクは、客が自分の意思で「この子ともう少し話したい」と思ったときにだけ動く金だ。つまりこの店は、酔わせて金額を伸ばす方向を捨てて、満足度が上がったときにだけ課金が発生する形を選んでいる。

セクキャバで飲み放題を込みにするのは、実は勇気がいる。長時間居座られても酒代は増えないからだ。だからこそ40分・60分という短いコース設定と組み合わさっている。飲み放題は短尺だから成立する。この二つはセットで読むべき設計で、片方だけ真似ても回らない。

税込表記であることもここに書き添えておく。総額表示は今どき当たり前だと思われがちだが、この業態では「表示価格+サービス料+税」で最終額が2割近く膨らむ店が今も普通にある。前金・税込・飲み放題込み——加算の余地を三つ潰した上で「ポッキリ」と名乗っているなら、その言葉は看板倒れではない。

入店を断る条件を、先に書いてある店

システムページの下部には、利用を断る条件が並んでいる。暴力団関係者およびそれに準ずる方、刺青のある方、違法ドラッグまたは薬物乱用者(発覚した場合は行政指導により所轄警察署に通報する旨も明記)、女性が怖がるような暴言を吐く方、カメラやレコーダーでの撮影・録音・盗聴、女の子が嫌がる行為。そしてこれらによるサービス中断の返金には応じない、と続く。

こういうリストを客向けページに堂々と載せる店は、俺の経験上ハズレが少ない。理由は単純で、この文章は客より先に女の子に向けて書かれているからだ。働く側にとって「店が守ってくれるかどうか」は在籍を続ける最大の理由になる。撮影・録音を名指しで禁じ、通報すると書き、返金しないと言い切る店は、有事に女の子側に立つと宣言している。

在籍が安定しなければ、フリー40分で2名を当てる交代制は成立しない。昼12時から回すシフトも組めない。つまりこの注意書きは、道徳的な建前ではなく、この店のシステム全体を支えている土台だ。会計の透明性と、働く側の安全。この二つを同じページに並べているのは偶然ではないと思う。

まとめ

項目 評価
会計の透明性(前金・税込・ポッキリ) ★★★★★
料金表の分かりやすさ・暗算しやすさ ★★★★★
立地とアクセス(北口・地下2階) ★★★★★
フリー交代制の合理性 ★★★★☆
延長料金の割高感 ★★★☆☆
在籍を守る姿勢の明示 ★★★★☆

チョコメロの本当の商品は、制服でもJK風のコンセプトでもない。「出るときにいくら払うかが、座る前に確定している」という一点だ。40分6,000円から始まり、指名料も延長料も表に出ていて、飲み放題が込みで、税込で、前金。この業態で不安になる要素を先回りして全部潰してある。

だから勧め方もはっきりしている。セクキャバ・おっパブが初めてで、何より会計が怖いという人には、池袋北口でここから入るのが正解だと思う。逆に、長時間ゆっくり腰を据えたい人には延長20分5,000円が効いてくるので、最初から60分+指名で組んだほうが総額は読みやすい。昼の12時台なら60分9,000円。この時間に地下2階へ降りられる身分の人間には、池袋でかなり効率のいい選択肢だ。