「母性」という看板をどう読むか
錦糸町おかあさん のキャッチは「背徳に揺れる、癒しと色香」。公式サイトを開くと「明るく優しい母性につつまれて」という縦書きの一文と、「熟女専門店」「待ち合わせ型ヘルス」の文字が目に入る。採用方針は「20代後半〜50代までの優しく母性に溢れた女性」とある。
「母性」という言葉は、熟女店では最も使い古された記号だ。どの店も言う。だから俺はこの言葉自体には何の期待もしていない。見るべきは、その言葉を支える仕組みが店側にあるかどうか。今回はそこを、料金表の細部、店が掲げる約束事、そして実際の90分前後の流れから確かめに行った。
ちなみに「おかあさん」は首都圏を中心に池袋・新宿・鶯谷・五反田・西川口・横浜・大宮・松戸、さらに大阪にまで系列を持つチェーンだ。以前、神奈川側の系列店にも行ったことがあるが、今回は錦糸町という土地でこのブランドがどう機能しているかに焦点を絞る。
錦糸町という街と「待ち合わせ型」の相性
錦糸町は、駅の北口と南口で顔がまるで違う。北口はアルカキットやオリナスへ続く家族連れの街、南口は場外馬券場と飲み屋とホテルが入り混じる大人の街だ。熟女デリヘルの客層は、この南口の空気とよく馴染む。平日の昼から酒を飲んでいる人がいても誰も振り返らない、そういう寛容さがある。
この店は朝9時から営業している。錦糸町は夜勤明けや、昼に時間が空く自営業の客が多い街で、午前帯に動ける店は重宝する。電話で受付を済ませ、待ち合わせ場所を指定される。待ち合わせ型はホテル代が別途かかるが、自分で部屋を選べるという利点もある。南口側はホテルの選択肢に困らない。
料金表の細部に、店の考え方が出ている
コースは70分12,000円、100分17,000円、130分22,000円、160分27,000円、190分32,000円。30分刻みで5,000円ずつ上がる、極めて単純な設計だ。延長は30分6,000円、本指名料は1,000円。23時以降は全コース1,000円増しになる。
ここで注目したいのは、最短が70分であることだ。60分や45分を置いていない。熟女店の価値は「急がない時間」にあると店側が分かっているのだと思う。70分12,000円は、錦糸町の相場から見てもかなり安い部類に入る。ただしホテル代と交通費の扱いは受付で必ず確認しておきたい。総額で考える癖をつけないと、デリヘルの「安さ」は見誤る。
さらに面白いのがオプション的な区分だ。「セレブなおかあさん」は各コース1,000円〜の上乗せ、「研修中おかあさん」は各コース2,000円引き。つまり店は、女性の側に価格差を明示している。新人を割り引くのは業界でよく見るが、上位層を「セレブ」として加算表示する店はそう多くない。客に「何に払っているか」を分かる形で見せる、正直な料金表だと感じた。
今回は100分を選んだ。70分でも成立はするが、熟女店で会話を楽しむなら、最初の15分を気兼ねなく雑談に使える長さが欲しい。指名はせず、写真日記の更新が当日にもあった人の中から、受付に相性を相談して決めた。
「クレーム買取り」と「お約束」という仕組み
公式サイトのトップには「おかあさんのお約束」と「クレーム買取りいたします」というバナーが並び、さらに「3ケ月以内に性病検査済」「カード手数料永年無料」の表示がある。
俺が評価したいのは「クレーム買取り」だ。客の不満を拾い上げる窓口を、店の看板として前に出している。不満を表に出せる店は、裏で女性への指導が回っている店であることが多い。逆に、クレーム窓口を隠す店ほど、同じ失敗を繰り返す。カード手数料無料も地味だが効く。熟女店の客は手元に現金を持ち歩かない世代も増えていて、そこで余計な上乗せをしないのは誠実だ。
イベント面では、8の付く日が「おかあさんDAY」でポイント3倍、さらに現金化できるポイント還元を打ち出している。リピーターを数字で囲い込む仕組みで、チェーンならではの体力を感じる。
在籍の厚みと、選び方の作法
公式サイトの在籍一覧は量が多く、新人だけでも相当数が並んでいる。掲載されている女性の年齢はおおむね30代後半から50代半ば。トップページには写メ日記の更新が分単位で流れていて、「来週のシフト出しました」「遊びに来てね」といった投稿が朝のうちから続く。
在籍が厚い店では、選び方を間違えると「店は良いのに自分は外した」ということが起きる。俺がこの規模の熟女店で使う基準は三つだ。一つ目は、写メ日記を自分の言葉で書いているか。定型文の繰り返しではなく、その日の天気や食べた物が出てくる人は、会話のテンポも合わせてくれることが多い。二つ目は、出勤が週に何日あるか。週一の人より、週三以上出ている人の方が段取りが身体に入っている。三つ目は、受付に「どういう時間にしたいか」を一言伝えること。話をしたいのか、ゆっくり甘えたいのか。これを伝えるだけで、店側のマッチング精度は目に見えて上がる。
「研修中おかあさん」を選ぶのも一つの手だ。2,000円引きは大きいし、慣れていない分、こちらが段取りを主導すれば十分に楽しめる。ただし初めてこの店を使うなら、まずは通常の在籍から入って、店の標準を知っておくことを勧める。基準がないと、研修中の人の良し悪しも判断できないからだ。
実際の時間——母性は演出ではなく「段取り」だった
来てくれたのは、プロフィールで40代と書かれていた女性だった。年齢表記と実物の印象に大きなずれはない。ロゴの「30〜60」という幅を最初に見せている店なので、こちらも構えずに会える。これが年齢を隠す店との最大の違いだった。
部屋に入ってまず、彼女はエアコンの温度を聞いてきた。次にお湯を張りながら、俺の上着をハンガーにかける。この一連の動きに迷いがない。「母性」と言われるものの正体は、だいたいこういう段取りの良さだ。甘い言葉ではなく、先回りして相手の手間を減らすこと。それが自然にできる人は、プレイの時間でもこちらに考えさせない。
会話は錦糸町の話から始まった。北口の再開発のこと、亀戸まで歩いた方が安い店があること。生活の匂いのする話題で、こちらも肩の力が抜けた。サービス自体は丁寧で、急かされる場面は一度もなかった。100分のうち、最後の10分をきちんと余白として残してくれたのも良かった。
一点だけ挙げるなら、待ち合わせの場所の説明が電話口でやや早口だったこと。初めての客には目印をもう一つ添えてくれると親切だと思う。
まとめ
| 評価項目 | 星 |
|---|---|
| 料金の明快さ | ★★★★★ |
| 受付対応 | ★★★☆☆ |
| 女性の段取り・気配り | ★★★★☆ |
| 年齢表記の誠実さ | ★★★★★ |
| 通いやすさ(営業時間・ポイント) | ★★★★☆ |
| 総合 | ★★★★☆ |
錦糸町おかあさんは、「母性」という使い古された記号を、料金表の透明さと年齢幅の明示、クレーム窓口という仕組みで裏打ちしている店だった。熟女店に「若さの代わり」を求めるなら別の店がいい。だが、急がない時間と、考えなくていい段取りに12,000円から払えるなら、錦糸町で朝から頼れる一軒になる。初回は100分、ポイントを貯めるなら8の付く日。それが俺の結論だ。