「若さを外す」と言い切った店
エステdeヒットパレード五反田 のトップに出てくるコピーは「エロくて気持ちいい 人妻にしか出来ないエステ」。派遣型の回春アロママッサージ、いわゆる風俗エステだ。受付は9:00から翌4:00まで。
コンセプトページの書き出しがちょっと珍しい。普通、この業界の店は「若い」「S級」「新人続々」を並べる。ここは逆で、客の不満をこう並べてから始まる。
- 若い女の子だと施術やエロさが物足りない
- 若くて綺麗すぎる子だと落ち着かなくて緊張する
- もっとコスパの良い店で遊びたい
- バストやヒップにタッチできたらいいのに
そのうえで「20代後半〜アラフィフ世代の淑女のみを厳選採用」と宣言している。若さという最大の集客資源を、自分から捨てると言っているわけだ。20年この業界を見てきて、この宣言をする店は二種類しかない。本当に年齢層で勝負している店か、若い子を集められない事情を看板で言い換えている店か。
面白いのは、取材した日の出勤表だ。並んでいたのは24歳、27歳、31歳、33歳、24歳。新人枠も23歳から35歳。「アラフィフまで」と間口を広げてはいるが、実際に前に出てくるのは20代半ばから30代前半が中心だった。つまりこの店の「人妻」は、年齢の話というより接客の温度の話として使われている。若い子を排除しているのではなく、若い子にも「落ち着いて受け身でいられる時間」を演じさせる方向に振っている、と読むのが正確だろう。
交通費表が示す、この店の「重心」
派遣型の店を評価するとき、俺が料金表より先に見るのが交通費の欄だ。ここに店の本当の営業圏が出る。
- 五反田(東口) 無料
- 五反田(西口) 1,000円
- 品川区・港区・目黒区 2,000円
- 渋谷区・新宿区・千代田区 3,000円
- その他エリア 4,000円〜
同じ「五反田」なのに、駅の東西で1,000円違う。これは珍しい。普通の店は駅単位で無料圏を切るが、ここは改札の向きまで刻んでいる。受付の所在も五反田駅東口から徒歩4分、都営浅草線A5番出口からなら徒歩2分の位置にある。要するにこの店は、東口側の徒歩圏で完結させることを前提に組まれている。
実務的な結論は単純だ。この店を使うなら、ホテルは東口側で取る。それだけで1,000円浮く。五反田は西口側にもホテルはあるが、そちらを選んだ瞬間に無料圏から外れる。渋谷や新宿から呼ぶと3,000円で、これは70分コースの2割強に当たる。呼べる、という話と、呼んで得か、という話は別だ。
トップレスとオールヌード、足し算の順番で3,000円変わる
本題。コース表はこうなっている。
| 時間 | トップレスコース | オールヌードコース | 差額 |
|---|---|---|---|
| 70分 | 13,000円 | 15,000円 | +2,000円 |
| 100分 | 19,000円 | 21,000円 | +2,000円 |
| 130分 | 25,000円 | 27,000円 | +2,000円 |
| 160分 | 31,000円 | 33,000円 | +2,000円 |
| 190分 | 36,000円 | 39,000円 | +3,000円 |
コースとして最初から選べば、全裸にするコストは2,000円(190分だけ3,000円)。ところがオプション表を見ると、「オールヌード 5,000円」という項目が別に立っている。
つまり70分で計算すると——トップレスコース13,000円にオプションのオールヌード5,000円を足せば18,000円。最初からオールヌードコースを選べば15,000円。同じ状態にたどり着くのに、足し算の順番だけで3,000円違う。100分でも130分でも160分でも差は3,000円のまま、190分だけ2,000円差になる。
これは店が客を騙しに来ているという話ではないと思う。おそらくオプション側の5,000円は、コース中に気が変わった場合の追加料金として置かれている。ただ、電話で「オールヌードにできますか」と聞いた客に、受付がコース側で案内するかオプション側で案内するかで、支払額は変わりうる。予約の時点で「オールヌードコースで」と言い切る。これがこの店で最初に覚えるべき一手だ。
もう一つ、値段の話ではないが重要な副作用がある。基本プレイに含まれる顔面騎乗は、Tバック着用時は通常の顔面騎乗、フルヌード時は「ソフト顔面騎乗」になると明記されている。一方でQ&Aによれば、オールヌードのときだけバストとヒップへのソフトタッチが解禁される。つまり全裸にすると、こちらから触れる権利が増えるかわりに、向こうから来る圧は少し引く設計だ。全裸=上位互換ではない。自分がどっちの遊び方をしたいかで選ぶ欄であって、金を積めば強くなる欄ではない。
延長は7,000円、最初から伸ばせば6,000円
刻みも見ておく。70分から190分まで、コースは30分ずつ増えていく。
- 70分 → 100分:+6,000円
- 100分 → 130分:+6,000円
- 130分 → 160分:+6,000円
- 160分 → 190分:+5,000円
対して、現場での延長は30分7,000円。つまり同じ30分を、予約時に買えば6,000円、部屋で買えば7,000円。差は1,000円。160分から190分の区間だけは、予約時なら5,000円なので2,000円差になる。
風俗エステで延長したくなる瞬間というのは、だいたい施術が良かったときだ。良かった店では高い方の値札で買わされる——これはどの店でも同じ構造だが、この店は差が1,000円と比較的おとなしい。ぼったくり的な延長設計ではない。ただ、自分が長居するタイプだと分かっているなら、最初から一段上を取るのが素直に安い。
ローション風呂は130分から「無料」になる
ここが、この店の料金表でいちばん実用的な発見だった。
オプションに「ローション風呂 2,000円」がある。ところが基本プレイの説明にはこう書いてある——濃厚密着洗体、そして「130分以上はローション風呂を使用し濃厚浴槽洗体マッサージ」。
つまり130分以上のコースを取ると、2,000円のオプションが基本プレイの側に回る。100分にローション風呂を足すと、オールヌード計算で21,000+2,000=23,000円。130分のオールヌードコースは27,000円。差は4,000円で、そこに30分がまるごと付いてくる。30分を予約時に買う値段が6,000円であることを考えると、この区間だけ実質2,000円割り引かれている計算になる。
風俗エステで浴槽を使う店は、そもそも設備の制約で数が限られる。ここは派遣型なので、浴槽を使うのは客側の部屋の風呂ということになるが、いずれにせよ「130分を境にサービスの中身が一段変わる」と店が自分で線を引いている。この店を本気で味わうつもりなら、130分がスタートラインだ。
新規特典は二階建て——ポイントは100分から、現金は70分に
新規向けの特典が二系統ある。読み解くと、狙っている客層がはっきり分かれている。
ひとつはポイント還元。100分で3,000pt、130分で4,000pt、160分で5,000pt、190分で6,000pt。1pt=1円で次回以降に使える。ただし70分は対象外だ。グループ共通の会員サイト「クラブシンデレラ」への登録が必要で、付与は利用翌日の朝7時頃。他のグループ店を使ったことがある客も対象になる、と明記されている。
還元率を出してみる。トップレスコースで割ると、100分15.8%、130分16.0%、160分16.1%、190分16.7%。ほぼ横ばいだ。「長く遊ぶほどポイントで得をする」という設計にはなっていない。だから、ポイント目当てで時間を伸ばす理由はない。伸ばすなら前述のローション風呂を根拠に伸ばすべきで、ポイントは付いてくるおまけと考えるのが正しい。
もうひとつはその場の値引きで、取材時点でトップに出ていたのは70分13,000円→8,000円という新規枠だった。5,000円引き。ポイント還元が効かない70分に、現金値引きを厚く乗せている。
整理すると、この店の新規特典はこうだ。とりあえず試したい人には70分の現金値引き、続けて通う気がある人には100分以上のポイント。両方は併用できず、新人キャスト特典とも高い方が優先される。初回に何を買うべきかは、自分がリピートするつもりがあるかどうかで決まる。なお値引き枠は日替わりのイベント表示なので、電話時点で生きているかは確認が要る。
ハンドフィニッシュ専門という線引き
最後に業態の線引きを確認しておく。この店は本番行為はもちろん、フェラ・素股・指入れを行わない、ハンドサービスに特化した風俗エステだと明言している。禁止事項にも「本番行為や強要」「撮影・盗撮」「セラピストのスカウト」が並ぶ。
基本プレイは、脱衣アシスト、濃厚密着洗体、全身押圧、部位別(脚・足裏・背中・腕・尻・前面)、回春マッサージ、ジェニタルケア、濃厚リップサービス、顔面騎乗、そして濃厚ハンドフィニッシュ。回春マッサージについては「睾丸や蟻の門渡りを重点的にほぐす」と具体的に書かれている。前立腺マッサージは3,000円のオプション扱いだ。
オイルは水溶性で、油分ゼロだからシャワーで落ちる、無香料も選べる、香りは数種類から当日選択——このあたりの記述は具体的で、実際に運用している店の書き方だった。派遣型でタオル類はセラピストが全部持参、客側の私物やホテル備品は使わないとも明記されている。ホテルはラブホ・ブティックホテルのほか、シティ・ビジネスホテルも一部を除いて派遣可。予約は携帯からの発信のみで、固定電話・非通知は受け付けない。
指名料まわりは少し複雑で、電話指名料2,000円、本指名料2,000円に加え、人気に応じた特別指名料がブロンズ1,000円からレジェンド5,000円まで5段階ある。上位ランクの子を本指名すると、コース代に最大7,000円が乗る。ここは事前に必ず総額を聞いたほうがいい。
まとめ
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 料金表の情報量・明快さ | ★★★★☆ |
| コースとオプションの整合性(3,000円のズレ) | ★★☆☆☆ |
| 交通費設定の正直さ | ★★★★☆ |
| サービス内容の事前開示(交換条件の明記) | ★★★★★ |
| 新規特典の設計 | ★★★★☆ |
| 「人妻専門」看板と実在籍の一致度 | ★★★☆☆ |
エステdeヒットパレード五反田は、書いてあることが多い店だ。基本プレイの中身も、全裸にしたときの引き換え条件も、駅の東西で変わる交通費も、全部先に出してくる。この業界で「先に不都合を書く店」は、現場で揉めにくい。そこは素直に評価する。
一方で、コース側とオプション側でオールヌードの値段が3,000円食い違うのは、客が損をしうる設計だ。予約時に「オールヌードコースで」と言うだけで回避できるが、知らずに現場で足せば3,000円多く払う。値札の読み方を客に委ねている店だ、という認識で臨んだほうがいい。
俺の推奨は、初回なら新規値引きが乗る70分で店の地力を測り、合いそうなら次回に130分オールヌードで浴槽込みを取る、という二段構え。130分がこの店の設計上のスタートラインで、70分は試着室だ。看板の「人妻」に40代・50代を期待している人だけは、電話で年齢帯を指定してから予約したほうがいい。そこだけは、看板と実物にズレがある。