三つの看板を並べる店を疑う
E+五反田 は、五反田を拠点にした派遣型のデリヘルだ。店名の後ろには『イイ女専門店』と添えられ、キャッチコピーは「本物のクオリティ」。公式サイトのトップには、赤いドレスと黒いレースの二人が金の装飾の前でグラスを持つビジュアルに「女にはいつだって秘密がある」という一文。さらに「錦糸町No.1の遺伝子」という言葉まで出てくる。姉妹店のE+錦糸町を引き合いに出しているわけだ。
20年この世界を見てきて言えるのは、看板の言葉が多い店ほど、その言葉同士が矛盾していないかを見るべきだということだ。「イイ女」「本物」「No.1の遺伝子」。この三つは全部「質」を指している。量や安さには一言も触れていない。逆に言えば、質で外したら何も残らない店ということになる。
ページを読むと、その根拠として挙げられているのが「面接管理の徹底」だ。自信を持って送り出せる女性だけを採用している、という趣旨の説明がある。面接が厳しいと書く店は珍しくないが、それが実際に客側で体感できるかどうかは別問題だ。今回の検証軸はシンプルに二つ。面接の厳しさは本当に女の子に出ているか。そして、割引が何層にも重なった料金表のどこを選ぶのが正解か。
料金表は「どの割引を使うか」で別物になる
まず料金から。ヘブンネットの店舗ページを見て最初に思ったのは、割引の種類が多いということだ。スペシャルコースとして70分17,000円(通常26,000円からの35%OFFという表示)、即ヒメ割、新人割、フリー割、ネット予約限定の口コミ割(2,000円OFF+5分延長)、LINE公式登録の特典。ほかに60分+10分の無料延長で総額20,000円という特別コースもある。
俺が選んだのは70分17,000円のスペシャルコースだ。理由は二つある。一つは、60分+10分の特別コースが総額20,000円なので、同じ70分なら3,000円安いこと。もう一つは、デリヘルの60分はホテルでのシャワーと会話で意外と削られるので、初回は70分くらいがちょうどいいという経験則だ。条件の細部は時期によって変わるはずなので、予約の電話で「今のスペシャルコースの条件」を必ず確認したほうがいい。俺もそうした。
それから、この店にはもう一つ変わったコースがある。60分の飲食と70分のヘルスをまとめた「合コンコース」で、35,000円。食事から入るデリヘルのコースは、ないわけではないが珍しい。これについては後で触れる。
電話受付と待ち時間
営業時間は10時から翌5時、年中無休とある。俺が電話したのは平日の夕方、少し早めの時間帯だった。
受付の男性は、こちらがフリーで70分のスペシャルコースと伝えると、まず「ホテルはもうお決まりですか」と聞いてきた。五反田のどの辺りか、と。東口のホテル街あたりと答えると、案内できる時間の目安をすぐに出してきた。余計な営業トークはなく、オプションを勧めてくることもなかった。
フリーで入る理由を一応伝えておいた。「タイプはお任せで、会話がしっかりできる子がいい」と。受付の反応で、その店が客の要望をどこまで女の子選びに反映させるかがだいたい分かる。ここは「では、落ち着いた雰囲気の子でお探ししますね」と一言返してきた。具体的だ。こういう返しができる受付は、在籍の女の子の性格まで把握していることが多い。
ホテルに入って部屋番号を伝えてから、到着まではおよそ30分。五反田の夕方としては普通の範囲だった。
フリーで来た女の子は「看板」に見合っていたか
ノックの音がして扉を開けると、20代前半くらいに見える、黒髪をまっすぐ下ろした細身の女の子が立っていた。公式のビジュアルのようなドレス姿ではもちろんないが、白いブラウスに膝丈のスカートで、全体に清潔感がある。第一声は「お待たせしました、寒くなかったですか」。この日は少し風が冷たかった。こういう天気の一言から入れる子は、だいたい接客が上手い。
ヘブンネットに出ている在籍の女の子は、見たところおおむね19歳から25歳くらいの若い層が中心だ。「イイ女」という言葉から年上のお姉さん系を想像していたが、実際には若くて整ったタイプが主流らしい。この点は事前に知っておくべきだろう。熟女系や人妻系を求めて来ると、イメージがずれる。
シャワーでの洗い方も丁寧だった。急がず、それでいて無駄に時間を使わない。ベッドに移ってからも、こちらの反応を見ながらペースを変えてくる。強めがいいか、ゆっくりがいいかを途中で一度だけ聞いてくれた。何度も確認されると冷めるし、一度も聞かれないと独りよがりになる。一度だけ、というのがちょうどいい。
会話の面では、受付に頼んだ「会話ができる子」がちゃんと反映されていた。仕事の話を振ると、自分の話を少しだけ混ぜて返してくる。プライベートを切り売りしすぎず、壁を作りすぎもしない距離感だ。70分のうち最後の10分ほどは、ほとんど話をして過ごした。
「錦糸町の遺伝子」とは何だったのか
終わってから、この「遺伝子」という言葉について考えた。錦糸町は都内でもデリヘル同士の競争が激しいエリアで、そこで評価を得た運営が五反田に出してきた店、という意味だろう。俺が今回体感した範囲で言えば、その「遺伝子」は女の子の顔ぶれというより、受付の対応と女の子の段取りの揃い方に出ていた。
五反田は、ホテヘル・デリヘル・エステがひしめく激戦区だ。料金の安さで勝負する店も多い中で、E+五反田は値段より「外さないこと」で勝負しようとしているように見える。割引が多いのは入口を広げるためで、本当に売りたいのはリピートなのだろう。
合コンコースについても少し考えておく。60分の飲食と70分のヘルスで35,000円。食事の時間があるぶん、純粋に遊ぶ時間あたりの単価は上がる。ただ、いきなりホテルに入るのが苦手な人や、会話から関係を作りたいタイプにはこの構成がはまるかもしれない。俺は今回試していないので、良し悪しは断定しない。気になる人は、食事の場所や流れを予約時に確認してから決めたほうがいい。
まとめ
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 女の子の質(フリー) | ★★★★☆ |
| 受付対応 | ★★★★★ |
| 料金のわかりやすさ | ★★★☆☆ |
| コスパ(スペシャルコース利用時) | ★★★★☆ |
| 看板との一致度 | ★★★★☆ |
「イイ女専門店」という看板は、少なくとも今回のフリーでは看板倒れではなかった。ただし、ここで言う「イイ女」は若くて整った、段取りのしっかりした子という意味だ。年上の色気を期待すると方向がずれる。
料金表は割引が多くて最初は迷うが、初回なら70分のスペシャルコースがいちばん分かりやすい。60分+10分の特別コースより安く同じ時間を確保できるからだ。条件は変わることがあるので、予約のときに必ず確認すること。
俺の結論はこうだ。この店の「本物のクオリティ」は、女の子一人の当たり外れではなく、受付から段取りまでが揃っていることに出ている。フリーで入って外れなかったという事実が、面接を徹底しているという主張のいちばんの証拠だと思う。次は指名で入って、再現性があるかを確かめたい。