「ゼロ宣言」という看板をどう読むか
Delice(デリス)新宿店 のキャッチコピーは「会ったら違ったゼロ宣言」。続けて「好みの女性に最高のコストパフォーマンスで会える最新型デリヘル」とある。店の紹介文には、写真と違う女性を送らないこと、架空の出勤や架空の在籍を作らないことがはっきり書かれている。
デリヘルで客がいちばん損をするのは、料金が高いことではない。ドアを開けた瞬間に「誰だこれ」となることだ。20年この世界を見てきて、パネルの加工、在籍だけの「看板嬢」、出勤表にいるのに必ず「今日は埋まりました」になる子——こうした手口は数え切れないほど見てきた。だから「ゼロ宣言」は、デリヘルの一番古い病気に正面から喧嘩を売っているとも言える。
先日、同じDeliceの錦糸町店について料金設計の面から書いた。今回の新宿は本店にあたる。料金の細かい話はそちらに譲り、ここでは「宣言が守られる仕組みがあるのか」という一点に絞って見ていく。
歌舞伎町1・2丁目は交通費ゼロ、そしてドライバーがいない
派遣エリアは新宿区歌舞伎町を起点に、東京23区と近郊まで。交通費は歌舞伎町1・2丁目なら無料で、それ以外は距離に応じてかかり、500円単位で切り上げになる。総額は「コース料金+交通費+調整費」で、表示はすべて税込みだ。
ここで面白いのが、ドライバーがいないと明記されている点だ。移動手段は女性ごとに違う。つまり、女の子が自分の足で歌舞伎町のホテル街を歩いてくる。
これは良し悪しの両方がある。送迎車を回さない分、店の経費は軽く、それが料金に返ってくる。一方で、雨の日や遠いエリアだと到着時間が読みにくい。私は迷わず歌舞伎町2丁目のラブホテルを選んだ。交通費がゼロになり、女の子の移動も短く済む。この店を使うなら、歌舞伎町1・2丁目のホテルを取るのが一番安くて、時間も読みやすい。
値段を決めるのはキャスト自身——料金の幅は何を意味するか
コース料金は60分16,000円〜30,000円で、女性ごとに違う。入会金・指名料・本指名料はすべて0円。紹介文によると、キャストが自分の給料を決める仕組みを入れているという。
これは「ゼロ宣言」とつながっている、と私は読んだ。ふつうの店では、店が値段を決めて、女の子の写真を「その値段に見えるように」加工する。値段と写真が店の都合で一緒に盛られるわけだ。キャストが自分で値段を付けるなら、高い値段を付けた子は、その値段に見合う実物で来なければリピートがつかない。写真を盛るほど、本人が損をする仕組みになる。
もちろん、これは理屈の上の話だ。実際に安い子と高い子の差がどこにあるのかは、会ってみないとわからない。私は真ん中より少し上の価格帯から、写メ日記の更新が多く、すっぴんに近い自撮りも載せている子を選んだ。ポイントは、加工したパネル写真ではなく、日記の素の写真と見比べることだ。両方の雰囲気がそろっている子は、まず外れない。
なお、cityheaven経由では60分13,000円のクーポンも出ていた(19%OFFの表示)。対象や条件は時期で変わるので、予約の前にクーポンのページで確かめてほしい。
実物は写真どおりだったか
ノックが鳴ったのは、受付に言われた時間のほぼちょうどだった。ドアを開けて最初に確かめたのは、顔よりも体のライン、髪の長さ、それに肌の質感だ。加工はこの三つに出やすい。
結論から言うと、「写真どおり」だった。正確に言えば、パネル写真は光を整えて少しきれいに撮ってあるが、写メ日記の自撮りとはほとんど同じ。パネルと日記のあいだに差があっても、日記と実物のあいだに差がない——これは誠実な店の写真の出し方だ。
公式HPのトップには「今日は誰との時間を過ごしますか?」の言葉と一緒に、顔がはっきり見える宣材写真が並んでいる。顔出しが多い店は、写真と実物の比べっこから逃げられない。その状態で「ゼロ宣言」をしているのだから、約束はただの看板ではなく、自分をしばる縛りとして働いている。
サービスの中身と、オプションの線引き
基本プレイには、ディープキス、全身リップ、生フェラ、玉舐め、素股、クンニ、69、顔面騎乗、口内発射、パイズリなどが並び、時間内の発射は無制限。スタンダードなデリヘルとしては一通りそろっている。前立腺マッサージが「特別オプション」に入りながら無料なのは珍しい。
有料オプションは段階がはっきりしている。ローターや電マ、コスチューム持ち込みは1,000円、アナル舐めと疑似即尺は2,000円、洗わない即尺やごっくんは3,000円。写真撮り放題が5,000円、動画が6,000円、両方なら7,000円と、撮影にきちんと値段を付けているのは今どきの店らしい。
今回はオプションを付けずに60分にした。理由ははっきりしていて、「ゼロ宣言」を確かめるには基本プレイの質を見るのが一番だからだ。オプションで盛り上げれば満足度は上がるが、それでは店の地力が見えなくなる。
始まりはゆっくりした会話から。歌舞伎町まで歩いて来たそうで、「2丁目なら近いから楽」と笑っていた。ドライバーのいない運営は、女の子にとってもホテルの場所が大事だということがよくわかる。プレイは丁寧で、キスから全身リップへの流れに急いだところがない。60分のうち、最後の10分を会話とシャワーに回してくれる時間配分も上手だった。
朝9時からという時間帯の価値
営業は9:00〜24:00で、問い合わせは朝7:30から受け付けている。定休日はない。深夜まで開いている店が多い新宿で、朝早くから動く店は意外と少ない。
朝の時間帯は、ホテルの休憩料金が安く、歌舞伎町の人通りもまばらだ。夜勤明けの人や、出勤前に時間を作れる人には使いやすい。逆に、終電後の深夜に呼びたい人には合わない。自分の生活の時間と店の営業時間が合っているかは、最初に確かめておきたい。
24時間貸切という極端なコースも用意されていて、60分16,000円の女性で370,500円〜。ほぼ使われないだろうが、時間単価をそのまま積み上げた値付けを見ると、どんぶり勘定ではなく料金表をきちんと作っている店だとわかる。
まとめ
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 写真と実物の一致 | ★★★★★ |
| 料金のわかりやすさ | ★★★★☆ |
| 立地・交通費(歌舞伎町利用時) | ★★★★★ |
| 受付の正確さ | ★★★★☆ |
| サービスの質 | ★★★★☆ |
| 営業時間の使いやすさ | ★★★☆☆(深夜派には不向き) |
「会ったら違ったゼロ宣言」は、少なくとも今回は守られていた。そして守られた理由は、店の善意だけではなく仕組みにあると感じた。キャストが自分で値段を決め、顔の見える写真を出し、宣言に名前を付ける——どれも写真を盛るほど損をする方向に働く。
使い方のコツは三つ。歌舞伎町1・2丁目のホテルを取ること、パネルではなく写メ日記の写真で選ぶこと、深夜より朝〜夕方の時間帯をねらうこと。本店らしい落ち着いた運営で、「当たり外れ」に疲れた人ほど価値を感じる店だと思う。