店名がそのまま仕様書になっている店
裸でマッサージ+デリヘルサービス!TOKYO VIP は、シティヘブンでは赤坂の高級デリヘルとして掲載されている。ところが公式HPを開くと、ブラウザのタイトルには「銀座 デリヘル」とある。派遣エリアは「都内23区内 シティホテル、ラブホテル、自宅」。トップには蒲田店・上野店・新宿店へのリンクが並び、料金表の最下部には「THANK YOU 20th ANNIVERSARY」の金文字。赤坂という住所は、複数拠点を持つグループの“看板の置き場所”の一つと読むのが自然だろう。
営業は18:00〜翌4:00。夕方から始まる夜型の店で、昼の空き時間に呼ぶ使い方は想定されていない。電話番号は080から始まる携帯番号だ。
この店の売り文句は三つに整理できる。「採用率5%の素人美女専門店」「リピート率8割」「裸でマッサージ→Hなプレイ」。前の二つは店が自分で言っている数字で、外から確かめる手段はない。採用率もリピート率も、母数を明かさない限りはただの形容詞だ。俺が検証の対象にできるのは三つ目だけ——つまり、マッサージという工程が料金と時間の中にどう組み込まれているか、である。
「至高の90分」を分解する——マッサージは独立した時間ではない
シティヘブンのトップバナーには、大きく「至高の90分」と書かれ、その下に「プレイ内容例」として時間配分が出ている。
- 15分:挨拶+一緒にシャワー
- 60分:裸でマッサージ▶Hなプレイ
- 15分:挨拶+一緒にシャワー
ここが面白い。マッサージとプレイが別々の枠になっていない。「裸でマッサージ▶Hなプレイ」が一本の矢印でつながった60分として表記されている。つまりこの店のマッサージは、メンズエステのように「施術の時間」と「抜きの時間」を区切るものではなく、プレイへの導入部として溶け込んでいる設計だ。
これは長所にも短所にもなる。長所は、マッサージから密着へ移る流れが途切れないこと。エステ系の店でありがちな「うつ伏せの施術が終わって、仰向けになって、さてここから」という段差がない。短所は、マッサージに何分使うかが女の子の裁量に委ねられることだ。施術が好きな子なら30分揉んでくれるかもしれないし、5分で切り上げてプレイに入る子もいるだろう。店はそこを数字で約束していない。
もう一つ気づくのは、90分のうち前後のシャワーと挨拶で合計30分が割り振られていることだ。一般的なデリヘルの感覚からすると、シャワーに前後15分ずつは長めに見積もっている。ただ、「裸でマッサージ」を名乗る以上、オイルを使う前提なら最後のシャワーに時間がかかるのは道理で、これは盛った数字というより実務上の見積もりに近い。店の比較表でも「オイルマッサージ:当店○/他デリヘル×」と、オイルを差別化の柱に据えている。
60分と90分の差額は6,000円——この店は90分で遊ばせたい
料金表(画像で掲載されている)を書き出すと、こうなる。
| コース | 時間 | 料金 | 1分あたり |
|---|---|---|---|
| ショートコース | 60分 | 33,000円 | 約550円 |
| オリジナルマッサージ | 90分 | 39,000円 | 約433円 |
| ゆっくりマッサージ | 120分 | 52,000円 | 約433円 |
| — | 180分 | 78,000円 | 約433円 |
180分を超える場合は60分ごとに26,000円。延長は30分18,000円。
並べてみると、店の意図がはっきり出ている。60分だけが割高で、90分以降は1分あたり約433円にぴたりと揃う。60分から90分への上乗せはわずか6,000円。一方、60分で入って30分延長すると18,000円かかり、合計51,000円になる。最初から90分を選んだ客より12,000円高くつく計算だ。
しかも料金表では90分・120分・180分の三行に「当店オススメ」の札が付き、60分には「ショートコース」という、いかにも“お試し”の名前が付いている。コース名にマッサージが入るのは90分からだ。「オリジナルマッサージ」「ゆっくりマッサージ」。逆に言えば、この店の看板である「裸でマッサージ」をちゃんと味わう時間は60分には入っていない、と店自身が名前で認めているようなものだ。
もう一点。シティヘブンの料金欄では、60分が「41,000円(クーポン利用時33,000円)」という見せ方になっている。だが店の料金表画像の60分は最初から33,000円だ。41,000円は「20%オフ」を演出するための参照価格で、実際の支払額は料金表どおりの33,000円と考えておくのが無難だろう。数字の見せ方としてはよくある手法だが、媒体ごとに表記が違う点は頭に入れておきたい。
3Pコースは“きっちり2倍”——割引がないことの意味
TOKYO VIPは「大人気!3Pコース」を料金表の中段に大きく載せている。キャッチは「美女2人から上下左右エロマッサージで天国に!」。価格は60分66,000円、90分78,000円、120分104,000円。
これを通常コースと比べると、すべてがぴったり2倍になる。60分33,000円×2、90分39,000円×2、120分52,000円×2。複数プレイを「セット割」で売る店は多いが、ここは割引を一円も付けていない。
普通に考えれば客にとって得はない。ただ、店の立場で見ると筋は通っている。女の子2人の時間を同時に押さえる以上、それぞれに通常コース分の取り分を払う構造なのだろう。割り引けば、その分は女の子か店のどちらかが被ることになる。2倍という値付けは、少なくとも「3Pだから一人あたりの手取りが減る」という不満を女の子側に生まない設計で、結果として3Pを嫌がらずに受けてもらえる環境につながっているのかもしれない。
それと、ここでも90分が効いてくる。3Pの60分66,000円から90分78,000円への上乗せは12,000円。二人分のマッサージを受けるのに60分はどう考えても短い。3Pを検討するなら90分一択だと思う。
指名料・カード・交通費——細かい数字の拾い方
細部も拾っておく。
- 指名料:ネット写真指名3,000円、本指名(前回と同じ女性)5,000円
- キャンセル/チェンジ:5,000円
- カード:VISA・Mastercard・JCB対応。手数料10%、利用前にスタッフへ申告
- 交通費:23区のうち、千代田・中央・港・新宿・渋谷・品川・大田・江東・墨田・台東・文京などが無料。山手線で見ると、目白〜新宿〜渋谷〜品川〜東京〜上野〜鶯谷の弧が無料で、池袋・大塚・巣鴨・駒込・田端・西日暮里・日暮里と中野は3,000円。その他は6,000円〜。赤坂・銀座・錦糸町・豊洲・蒲田・大森・羽田空港も無料圏に入っている
交通費の地図を見ると、無料圏は23区の南東側にきれいに偏っている。赤坂・銀座を軸に、蒲田・大森・羽田まで伸びているのは、グループに蒲田店があることと整合する。逆に池袋・大塚など城北のホテル街は有料で、こちらは上野店や新宿店の守備範囲と分け合っているのだろう。羽田空港が無料圏に明記されているのは、出張客の空港周辺ホテルを意識した設定に見える。
カード手数料10%は小さくない。90分39,000円なら3,900円の上乗せになる。現金を用意できるなら現金のほうがいい。
受付終了は何時なのか——媒体ごとに食い違う数字
最後に、細かいが実用上は大事な点を一つ。最終受付の時刻が、見る場所によって違う。
- 公式HPのトップ:受付17:00〜翌1:00(最終受付)
- 料金表画像:受付17:00〜翌2:00(最終受付)
- シティヘブンの店舗情報:電話受付17:00〜26:00
営業終了は翌4:00で一致しているが、最終受付は「1時」と「2時」で一時間ずれている。深夜に呼ぶつもりなら、1時を過ぎる前に電話を入れておくのが安全だ。90分コースなら、1時受付でも女の子の到着と移動を考えると、終わるのは3時前後になる。
もう一つ、料金表の末尾にはこう書かれている。「ラブホテルをご利用のお客様へ 到着まで30〜40分程度お時間を要する時があります」。だから可能なら予約をしてからホテルに入ってほしい、待ち時間が少なく遊べる、と。これは客側の動き方を変える情報だ。ラブホテルに先に入ってから電話すると、最大40分は部屋で待つ可能性がある。休憩料金のあるホテルなら、その待ち時間はそのまま客の損になる。電話で女の子と時間を確定させてからチェックインする——この順番を守るだけで、体感の満足度はかなり違うはずだ。
在籍の傾向——20代、Eカップ前後、身長160cm台
シティヘブンの在籍一覧では88人が掲載されている(媒体の別欄にはもっと大きな数字も出ているが、一覧で確認できたのは88人)。年齢は20〜29歳に収まり、身長は157〜171cm、バストは84〜89cmでD〜Eカップ帯が中心。ランキング上位には「No.1」「No.2」「No.3」の表記が付き、新人マークの子も数名いる。
プロフィールの数字は揃いすぎていて、そのまま信じるものではない。ただ「20代」「160cm台」「Eカップ前後」という店の好みはここから見て取れる。熟女や細身の小柄系を探している人には、この店の在籍は合わないと思う。比較表に「本番行為 当店×/他デリヘル×」とわざわざ書いているのも、線引きを最初に示しておく姿勢として悪くない。
まとめ
TOKYO VIPの「裸でマッサージ」は、独立した施術時間ではなく、プレイへの導入として60分枠に溶け込んだ工程だった。そしてこの店は、料金表の分単価、コース名、延長単価のすべてで「90分で遊んでくれ」と客を誘導している。看板の「至高の90分」は宣伝文句ではなく、料金設計そのものだったわけだ。
| 評価軸 | ★ | 所感 |
|---|---|---|
| コンセプトの一貫性 | ★★★★☆ | 店名・バナー・コース名がマッサージで統一されている |
| 料金の合理性 | ★★★☆☆ | 90分以降は分単価が均一で明快。60分と延長は割高 |
| 情報の正確さ | ★★★☆☆ | 最終受付や60分料金の表記が媒体ごとにずれている |
| 使い勝手 | ★★★☆☆ | 夜型営業・南東側が交通費無料。ラブホは予約後入室が前提 |
| 総合 | ★★★☆☆ | 90分を現金で、予約してからホテルへ。この使い方なら看板どおり |
結論。この店を使うなら、60分の「ショートコース」は選ばないこと。90分39,000円を現金で払い、予約を確定させてからホテルに入り、最初に「マッサージ長めで」と伝える。この三つを守れば、店名に書かれた約束はおおむね回収できると思う。逆に60分で入って延長を足すような使い方をすると、この店の料金表は一番高くつく。